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とよた五平餅学会(愛知県豊田市)による「五平餅豊田発祥説」

とよた五平餅学会(愛知県豊田市)
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 今年1月に阪神百貨店梅田本店での催事(全国選抜ご当地グルメ甲子園)に出店したことで一気にメジャーデビューした感のある「とよた五平餅学会」。
B級グルメブームによるご当地メニューの全国拡大板が続々登場する中、愛知県からも新しくて、古い「五平餅」に注目が集まっています。

 HPには五平餅の歴史や分布などが詳しく紹介され、さらに「豊田市発祥説」を力説されています。
食彩賓館が知っている五平餅は「わらじ型」ですが、その他、丸型・ひょうたん型・木の葉型・御幣型等あることが紹介されています。その中で気になったのは、車の街豊田らしい「くるま型」ではなく、五平餅の語源となった「御幣型」。
神様にお供えする御幣をかたどったもの。
その他、へぇ~と感心する五平餅のこだわりが紹介されていますので、ご一読のほど。

↓ くるま型の食具
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 もちろん、「とよた五平餅学会」のこだわりも紹介されています。
・米は豊田市産ミネアサヒやミネヒビキ使用
・愛知県産大豆フクユタカ原料の豊田市製造の味噌だれ
・豊田市の木の間伐材で作った「ほせ(平形の串)」や型抜きの食具。

 この中で注目なのは「味噌ダレ(ニッポンの味噌ヂカラ)」。食彩賓館でも紹介したことのある「桝塚味噌」(野田味噌)さんが造っています。(とよた五平餅学会の会長さんも野田味噌さんが務めています)
今回、購入したのはその味噌だれと「ほせ」をセットにした商品。野田味噌さんの直営店舗(工場併設)で購入。
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さらに時々、店前で実演催事販売している「とよた五平餅学会五平餅」も購入。
みそ味を4本購入。新商品の「ねぎたまり味」もあるのを後で気づく[E:bearing]。
パックの一部を切り取り、重ねて置けるように工夫している。さすが豊田市。こういったところでも“カイゼン”を見る事ができます([E:catface])。
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 食彩賓館はずっと、五平餅は木曾の山奥が発祥と思っていましたが、いろいろな説があることを初めて知りました。豊田市でも山間部の足助から下山、そして旭にかけて美味しい五平餅を食べる事ができる店が点在していることは以前から知っていますし、私の母(89歳)も大ファンなんです。
ある有名な登山家が「すばらしい山並みが続く」と表現した三河山間部をドライブがてら立ち寄ってみてはいかかでしょうか。

 という、食彩賓館らしくない観光案内的記事になってしまったので、最後に一言。
赤味噌といえば八丁味噌。特に「まるや」「カクキュー」が有名ですが、食彩賓館は以前から桝塚味噌(野田味噌)さんのファンです。最近、契約農場の看板が、工場近辺で見当たらなくなってきているのが少し寂しいのですが、材料にできるだけ地元産を使い、添加物を使わず、さらに昔ながらの製法にこだわるというスタイルだけでなく、地元の小学校や地域の生協グループの見学受け入れなど、食を通じた地域の人々との振れ合いを大事にされている立派な企業です。これからも頑張っていただきたいと思います。時々、近くを訪問の折は量り売りの味噌を購入させていただいてます。

 尚、この記事は食彩賓館の他の記事同様に、とよた五平餅学会様、桝塚味噌様に断りなく、勝手に食彩賓館が紹介しています。ということで、販売サイトへの誘導が目的ではありませんので、そこのところヨロシク。
●関連記事
2008/01/10野田味噌(枡塚味噌)

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P.S.
今回の記事は休日らしいほのぼのとした記事に仕上がったのですが、自分の意見というか私見を入れないと食彩賓館らしくないなあと反省。